情報機器分析課長です。
先日、知人から次のような質問を受けました。
「ボイスレコーダーによる盗聴は探索することができますか?盗聴器と違い、電波を発していないので難しいのではと思ったのですが…」
とても重要な気づきです。今回はこの件について結論とその理由、そしてボイスレコーダーによる盗聴への対策方法を解説します。
ボイスレコーダーによる盗聴は探索が難しい
ボイスレコーダーを使って盗聴が行われている場合、その発見は盗聴器の場合よりも難しくなります。
まず、知人が言う通りボイスレコーダーからは電波が発せられていません。そのため盗聴器発見器による確認は不可能です。であればサーモ(熱)を感知する方法であればどうか?
これもまた難しいです。ボイスレコーダーが起動している間でなければ熱は感知できません。サーモ感知による探索は不可能ではないものの、確実な探索方法とはなり得ません。
うまくボイスレコーダーによる盗聴の瞬間を見つけたとしても、犯人は言い訳ができてしまいます。「会議の内容をまとめるために使っていた」「仕事内容の説明に使っていた」などと、ボイスレコーダーを使っていたウソの理由をもっともらしく話すことでしょう。
他の盗聴器であれば発覚した時点で犯人は言い訳をできません。日常使用されるボイスレコーダーであるが故の問題点と言えます。
ボイスレコーダーが隠されている場所
机の引き出しの中に仕掛けるパターンや、ペン立てなど何らかの形でカムフラージュするパターンがあります。
机の引き出し内の場合、金属の机だと音がこもり録音される音声が不鮮明になります。一方で木の机の場合は音はさほど変わりません。若干音量が小さくなる程度です。
ボイスレコーダーによる盗聴への対応
ボイスレコーダーを使った盗聴への対応は、プロの盗聴器探索による現行犯での発見以上に、企業の従業員、情報の保持者自身が盗聴を未然に回避する自衛意識を身につけることが重要と言えます。
「ペン立ての内容物をまめに管理する」「机の周りに不要なものを置かない」といった対策が効果的です。引き出し内に仕掛けられている可能性を考慮し、オフィスの従業員の机付近で大事な話をしないという対策も良いでしょう。
このように、自衛方法を知ることがプロの探索以上に効果を発揮するという例もあります。
定期的な盗聴・盗撮器探索に加え、皆さん自身も自衛方法を学び実践する。その2段構えで、様々な盗聴・盗撮に対応していくことが効果的だと思います。
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盗聴・盗撮器は意外と身近な場所に簡単に設置されます。
例えば・・・
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