盗探記事

盗聴器、盗撮器の発見方法

盗撮器発見器を知ろう

投稿日:2019年5月16日 更新日:

情報機器分析課長です。

今回の記事は盗撮器を発見するための機器「盗撮器発見器」(以下、発見器)とその使い方についてお話します。

みなさんは盗撮器を探索するときに適切な発見器を選べていますか?そして発見器を正しく使えていますか?

発見器はどんな種類があるか?

盗撮器を見つけるためには、次の2通りの方法の発見器があります。

  1. 盗撮器のレンズを見つける
  2. 盗撮器の発する電波を見つける

1の発見器は、レンズを探すときに光の性質を利用することから「光学式発見器」と呼ばれます。こちらはが一般的な発見器です。

2の発見器は、盗撮器が発する電波を探すことから「無線式発見器」と呼ばれます。

2の方法は、無線で遠隔操作をしたり、盗撮した画像を無線で送るような電波を使う盗撮器には有効ですが、電波を使わない盗撮器には効力を発揮しません。

そこで、光学式発見器と併用することになります。

今回は一般的な光学式発見器について取り上げましょう。

 

光学式発見器の仕組み

光学式の発見器は光を発し、それを盗撮器のカメラのレンズに当てて反射させることで、盗撮器を探索します。

つまり見つけるのは盗撮器本体ではなく盗撮器のレンズです。

光はまっすぐに進むため、こちらを向いている盗撮器のレンズに当たるとまっすぐに跳ね返ってきます。反射して返ってきた光が明るく光るため、発見できる仕組みです。

発見器の仕組みは、こうして見ると単純ですね。

 

実は懐中電灯でも盗撮器を発見できる

発見器の仕組みを考えると、盗撮器を探索するためには「まっすぐな光を盗撮器に向かって発せること」、そして「レンズで跳ね返ってきた光を目視できること」の2つとなります。

実はこの2つは、市販のLED懐中電灯で十分に代用可能です。

 

発見器として使える懐中電灯

LED懐中電灯で盗撮器を発見するために必要なのは、光をまっすぐに出すこと。これには、カメラによくある「絞り」がついたLED懐中電灯が良いです。

絞り機能がついたLED懐中電灯は、つまみを回して調節することで、細いビーム状の光を出すことができます。市販品のパッケージには「絞り」とは書かれていないものは「調節式つまみ」などの表現をされています。

その光を細く絞れるタイプのLED懐中電灯なら発見器として使えます。

 

発見器としての懐中電灯の使い方

LED懐中電灯を発見器として使う場合は、まず前述のとおり光を絞った状態にします。

そして光を盗撮器があると思われる方向に向ける際には、できるだけ自分の目線と同じ位置に構え、目線と同じ方向に当ててください。懐中電灯を目のすぐ真横に持ってくると、目線と同じ方向に光を向けられます。

こうすることで、盗撮器のレンズに光が当たって跳ね返ってきた場合、その反射光を見つけやすくなります。

また、草木の影などの奥まった場所にある盗撮器を探索する場合には注意が必要です。盗撮器のレンズが葉っぱの影などに隠れていると、発見器の出す光が特定の位置からしかレンズに当たらないからです。

こういった場合、発見器を使う側の人間(つまり私たちです)が、こまめに立つ位置を変えながら探さないとうまくレンズに光が当たらず、盗撮器を見つけられません。

 

市販にはどのような発見器がある?

市販品の光学式発見器には、どのような種類のものがあるのでしょうか。

 

赤色LEDを1個~複数個用いたもの

市販品の発見器の多くは、赤色LEDランプが1個~複数個ついています。複数個のLEDがあると多方面に光を放つことができるため、盗撮器のレンズの真正面にいない場合でもかすかな光が反射します。こうすることで、盗撮器を見つける機会を逃さないようにする狙いがあります。

一方でこのタイプのデメリットは、光が弱いことです。絞り付きのLED懐中電灯は、光を一本に集約しているため強い光を放つことができますが、市販品の赤色LEDを用いた発見器は、懐中電灯と比べると光が弱くなります。

さらに盗撮器のレンズの真正面ではなく斜めで受けた光が反射した場合、光が弱く目視できない(見落としてしまう)可能性があります。

物によっては、3mも離れてしまうと反射光が見えないものもあります。

発見器のランプは1つでも良いので、まっすぐに強い光が出せるものを選びましょう。

 

ファインダー(のぞき穴)を覗くもの

市販品の発見器には、ファインダー(のぞき穴)から覗いて反射した光を見つけるタイプのものもあります。

ファインダーを通して覗くことで、余計な方向からの光(盗撮器があると思われる方向以外の光)を遮断しようという狙いがあるのですが、この効果は思うほどありません。

強い光を当てることができれば、盗撮器のレンズは目視でも十分に確認できるため、ファインダーは必須ではありません。

ファインダー付きの発見器の場合、付属の赤色LEDの光が弱いことを補うためにファインダーを覗いているとも言えるのです。検知する角度を広める目的で、弱い赤色LEDがファインダーの周りに複数個ついているタイプも多いです。

しかし、検知する角度を広めるために、個々の光が弱く発見しづらくなってしまっては本末転倒です。

強い光の発見器を正しく扱うほうが、盗撮器の発見精度は上がります。

 

発見器の仕組みを知って発見精度を高めよう

発見器について、理解が深まりましたか?

主要なタイプの発見器は、盗撮器のレンズにまっすぐな光を当て、その反射光を検知するタイプの「光学式発見器」になります。

発見器に必要な性能は、まっすぐに強い光を出すことです。これは市販の絞り付きLED懐中電灯で代用できます。

盗撮器のレンズが跳ね返す光を精度よく見つけるためには、発見器の光を自分の目線あわせて、反射光を正しく目視することが肝心です。

正しい発見器知り、正しく使うことで、盗撮器の探索精度を高めましょう。

 

 

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