情報機器分析課長です。
今回は盗聴器の機能の一つであるVOX(ボックス)についての説明を書きました。
「〇〇型盗聴器の対策」のような実際に生活に応用できる類の記事ではありませんが、
このVOXという用語について知ることで、他の記事で紹介する具体的な盗聴対策についてより深く理解することができるかと思います。
VOXとは?
VOX(ボックス)とは盗聴器の機能の一つで「音感センサー盗聴器」のことです。
機能としての特徴は、物音がしたときだけ盗聴器が作動し録音が実行されるというもの。
通常の盗聴器は常に録音が続きますが、VOX機能を使っている盗聴器は室内で会話が発生したり物音が起きたときのみ録音を行います。
元々はトランシーバーなどに搭載し、手を使わずに送受信ができるようにすることを狙って開発された技術です。
VOX機能を使用するメリット
盗聴犯がVOX機能を使用する理由は大きく2つ。盗聴器の電池の持ちが良くなること、簡単な盗聴探知で発見されにくくなることです。
VOX機能がある盗聴器は必要なときだけ盗聴を行うことができるため、当然電池のもちは良くなります。盗聴を仕掛ける犯人が普段なかなか盗聴場所に出入りできないといった場合は大きなメリットです。
VOXが盗聴調査に強いという点については、一般的な盗聴調査が「発信中の盗聴電波」をとらえることで調査を行っていることが関係します。
専門業者以外の一般人が調査をする場合、調査中は犯人に聞かれることを恐れて声を極力出さずに調査を進めます。そうすると空間が静かなことからVOX搭載の盗聴器は発信をやめてしまい、探索の機器に引っかからなくなるというわけです。
・コンセント等から電力を盗まない
・家具や生活用品等に偽装させる
・犯人は現場にあまり出入りできない
こういった条件での盗聴に真価を発揮する機能であると言えますね。
VOX機能を使用するデメリット
盗聴犯にとってVOX機能にはデメリットもあります。起動までの時間差、そして小さな音の収集に向かないことです。
VOX機能は音を感知してから録音を開始するまでに若干のタイムラグがあります。そのため、いざ犯人が盗聴した音声を聞こうと思っても、最初の数秒が録音できていなかったりします。
VOX機能は小さな音に対する盗聴も苦手です。音に反応して録音を開始するタイプであるため、小さな音の場合は録音自体が始まらない可能性があります。
VOX機能付き盗聴器の探索方法
無音空間では探知されないVOX機能つき盗聴器ですが、実はその盗聴調査はそう難しいものではありません。
調査中の声は犯人に届いて逃げられてしまう。
かと言って無音では探知ができない。
ならばテレビや音楽をかければよいのです。これであれば犯人に違和感を与えることなく盗聴器を録音状態にすることができます。
VOX機能付き盗聴器に対する探索をご自身で行わなければならなくなった場合のコツとして覚えておいてください。
以上です。
ちなみに、盗聴調査はプロへ頼むのが近道です。
盗聴機器の中には今回紹介したVOX機能以上に探知のしにくい機能をもった機器も存在しますので。
確実な安心を求める場合は一度プロに相談することをおすすめします。
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