情報機器分析課長です。
この記事では企業やオフィスでの盗聴・盗撮に使われやすいアイテムとそれぞれの自衛方法を解説しています。
各アイテムに関してはより詳しく解説した記事がありますので、必要に応じて参考にしてください。
火災報知器
天井に設置されている火災報知器。
それにカムフラージュしたタイプの盗撮器があります。
自衛方法
- 光を当てることでレンズを光らせる
- 設置位置や設置数の不自然さを見る
- 図面を参照して本物の設置位置を確認する
天井からオフィスの広範囲を盗撮することによる被害の大きさ、普段なかなか視線がいかないことによる発見のされにくさが厄介な盗撮器です。
ビデオカメラ
ロッカーの荷物などに隠し、ビデオカメラをそのまま設置するというものです。
自衛方法
- 簡単になら、普段から整理整頓を心がけること。
- 徹底的にするのであれば、光を当ててカメラレンズの反射を狙います。
特にロッカーの上など、人の視線が届きにくい場所に注意してください。
壁掛けフック
服や鞄をかけておくためのフックに超小型カメラが仕込まれています。
仕掛けられる場所が場所ですので、目的は着替えの盗撮などプライバシー侵害が多いです。
自衛方法
- 突然フックの数が増えた等の変化に気づく
- 至近距離で観察しレンズを見つける
フックが盗撮器になり得るという知識を持っていれば、変化に気づくことは可能です。
ポスター裏などに隠されるカード型盗聴器
厚さ1cm程度のカードの形をした盗聴器を、ポスターの裏などに仕掛けるという盗聴方法が報告されています。
更衣室やトイレの他、管理職の部屋の額縁裏などに仕掛けられるというケースもあります。
自衛方法
- ポスターの膨らみを確かめる
- 額縁の裏をチェックする
普段から実践することが重要です。
カード型盗聴器を使った犯行が増えています。特徴と対策方法を解説
コンセントカバー
どの部屋にも設置されているコンセント。その外見部分だけを壁に貼り付け、内側には超小型カメラが仕込まれているという盗撮器です。
自衛方法
- 触れてみる
- コンセントとして使ってみる
両面テープで簡単に設置されているため、触れば簡単にはがすことができます。また、ただの壁に貼り付けるわけですので、コンセントとしてプラグを挿そうとしてもプラグは入っていきません。
コンセントカバー型盗撮器による犯行は比較的簡単に自衛できます。
ボールペン
盗撮器タイプのもの、盗聴器タイプのものがそれぞれあります。
ペン立てに立てかけた状態から盗撮が行われます。
自衛方法
- ボールペンの太さ(盗撮器は太い)
- フック位置が通常よりも低く黒色
必ずしも上の条件が当てはまるわけではありませんが、盗撮に対する警戒レベルを上げる一つの参考にはなります。
マウス
USBでつながったごく普通のマウス。それにカムフラージュした盗聴器があります。
マウスとしての機能ももっているため、日常に溶け込んでおり発見が困難です。
自衛方法
- メーカーロゴを確認する
- 支給されたマウスのみを使う
知らないメーカーのマウスを見つけたときに不自然さを感じ取るという自衛方法が有効です。また、会社全体で使うマウスを統一すれば盗聴の可能性は大きく下がるます。
企業やオフィスでの盗聴・盗撮に対する自衛意識を!
自衛の第一歩は、世の中に存在する盗聴・盗撮器の種類や犯行手口を一つでも多く
知っておくことです。
社内で日常的に使われているアイテムの中の何が盗聴・盗撮器になりえるのか?それを理解することで様々な自衛方法をとっていくことができるのです。
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盗聴・盗撮器は意外と身近な場所に簡単に設置されます。
例えば・・・
三又のコンセント型盗聴器、テーブルタップ型盗聴器、スイッチ付きコンセント型盗聴器、
電話のモジュラーケース型盗聴器、電話機・リモコン・時計に内蔵された盗聴器、
照明器具の中に設置された盗聴器、ぬいぐるみ型盗聴器などの盗聴器や
超小型CCDカメラで盗撮を行う盗撮器などの設置はあらゆる場所に設置可能です。